ー雨水の利用を考える 屋上スペース・ルーフバルコニーの利用法ー2

屋上スペース・ルーフバルコニーで雨水の利用を考える
 都市部下水道の普及を進める事は大事だが、ゲリラ豪雨のページで見たように困った現象が起きた。都市化によるコンクリート舗装の普及により雨水が地面に浸透することが無くなったのである。道路の水は側溝の下水に流れ、住宅地でも同じようである、土の地面は公共の公園やグランド、個人の庭を除いて見られないと言って良い。天から降る雨水のほとんどが下水に流れると言ってよいと思う、詳細なデーターはないが、皆さんの家の周りを見ても実感できると考える。

  上記の現象は次の二つの現象を引き起こした。ひとつはヒートアイランド現象で、夏期に夜でも気温が下がらないようになった。アスファルトが昼にため込んだ熱を夜に放出するのである、地面ならばこの様なことは起きない。そのため下町を中心に夕方になると打ち水をするようになったと聞く、少しでもアスファルト道路を冷やすのである。

 もうひとつは地球温暖化によるためか、ゲリラ豪雨(集中豪雨)による狭い地域に想定を越えた一時間100ミリの降雨があるようになった。このため下水は排水能力を超えて噴き出し、道路冠水、床下床上浸水を起こした、いわゆる内水氾濫である。都市部下水排水能力の雨量を一時間50ミリに想定したためである。また、雨は低い場所に流れるために、自分の住んでいる地域は小雨なのにマンホールが溢れることもある、これがゲリラ豪雨の怖いところである。雨水利用は墨田区が進んでいるので、墨田区のホームページを紹介しよう。


墨田区のHPから雨水利用の状況
 『雨水利用……東京はコンクリートジャングルのまちになってしまいました。降った雨のほとんどが地中にしみ込むことができず、一挙に下水道に集中し、下水の逆流を招くいわゆる「都市型洪水」が多発しています。
 また近年では、短時間に100ミリメートルを超えるような「短時間集中豪雨」が頻発し、地下室での死亡事故まで起きています。墨田区は、まちから雨を徹底的に排除するのではなく、雨と都市の共生を目指し、雨水の貯留・浸透及び利用に取組んでいます。』

『路地尊とは……路地尊とは、路地の安全を守るシンボルです。名前の由来は「地域のコミュニティの場であり、災害時には避難路になる路地を大切にしながら自分たちの手でまちを守ろう」という防災まちづくりの考え方から、その名が付けられました。当初は、防災用具等を収納するストリートファニチュアとして考案されましたが、第2号基から雨水利用が導入され、草花への水やりや子供の水遊びの場として、また災害時の水源として地域で活用されています。』

『 路地尊の雨水利用システム……路地尊は、近隣の住宅の屋根に降った雨を集水して、地下のタンクに貯めています。雨水には消毒用の塩素が入っていないので、野菜や草花を育てる水として、また金魚等の飼育用にも役立っています。』

墨田区雨水利用 国・自治体の雨水利用情報

上記の文章のように墨田区の雨水利用は進んでおり定着し始めている。全国では3400箇所あまりのビルが雨水利用の施設を運用している。墨田区でも区役所、国技館など22箇所で、雨水をトイレや散水などに利用している。災害時にはフィルター(別購入)を使用して飲料水に使用できる。雨水タンク設置には区の助成金も用意されている。

大田区でも雨水タンク設置の助成制度がある。お住まいの自治体のホームページを御覧下さい
   大田区  生活情報:住まい・まちなみ・環境 参考:大田区雨水貯留槽設置助成金交付要綱 (PDF:101KB)
 
   雨水浸透施設設置 助成


屋上スペース・ルーフバルコニーの雨水利用法
 雨水利用法の利用法基本は、屋根に溜まった雨を地面の雨水タンクに溜めることである。雨水タンクは雨を溜めると重量があるので屋上スペースに置くことはお勧めできない。しかし、災害用に飲料水利用が可能になること、屋上園芸に利用できることを考えると、小さな雨水タンクを設置する意義はある。雨水タンクを利用して節水生活(あぜ道ネット)

トップ扉に戻る ルーフバルコニー扉 前のページに 次のページに